水の基礎知識

カリウムについて

ウォーターサーバで用いられる天然水にはさまざまの成分が含まれているとされています。
その含まれている成分が、1つの売り文句となっていますが、そのような成分が身体に対して、いったいどういう効果をもたらすのかといった点を理解せず、単にどこかで聞いたことのある名前がその水に含まれているからといって、その水を購入してしまっては、単に業者に踊らされているだけになってしまいます。
そうならないために知識を身につけましょう。

ここではミネラル成分の1つである「カリウム」について解説を行ないます。
カリウムというのは、実はわたしたちの体を構成する細胞にとって、根本的な働きをしています。
つまり、カリウムが細胞内の浸透圧を維持し、細胞外への浸透圧をナトリウムが維持することによって、この両者の浸透圧が一定に維持されていることによって、細胞はその輪郭を保っていると言えるのです。
また、身体におけるわかりやすい効用としては、高血圧の抑制という効果が上げられます。
それというのも、カリウムはナトリウムの体外排出を促す作用があるために、通常、ナトリウムの体液濃度が高まったときにこれを排斥しようと、水が取り込まれ体液量が増加し、結果として血管圧迫・血圧増大してしまうという身体機序を抑制するわけですね。
また、カリウムはこのほかにエネルギーの代謝を促す作用もあります。
とかく身体の基本的な作動にかかわるのが、カリウムであるわけです。

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